仕事が終わる！読書レビュー「なぜ、あなたの仕事は終わらないのかー速さは最強の武器である」

こんにちは！夢之助です。

ここ１か月いろいろな本を読み漁っていまして、仕事術の本も複数読んでみたのですが、共通して何かインプットしたらアウトプットしましょうということが強調されてましたので、それに従い今回は「なぜ、あなたの仕事は終わらないのかースピードは最強の武器である」という１冊についてレビューしていきます。

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こんな人におすすめの１冊です
内容の要約
夢之助’sレビュー
まとめ

こんな人におすすめの１冊です

仕事、課題、宿題に追われることから解放されたい人
残業を減らして（できればなくして）、プライベートな時間を充実させたい人
他人からの評価が気になり、完璧主義な人

内容の要約

本書は仕事術とくに「時間術」に関してプログラマーとして仕事をしてきた著者中島聡さんの成功体験をもとに紹介されています。ただ単に時間術のメソッドを紹介するだけでなく、著者の実体験がストーリー仕立てで織り交ぜられています。全６章から構成されており、前半の１～３章では以下の３点が前置きとして語られています。

なぜ、読者（一般的な日本の会社員）の仕事は終わらないのか
締め切りを守ることの重要性とメリット
どうすれば締め切りを守り時間に余裕を持って仕事、課題、宿題を終えることができるのか

後半の４～６章では、まず著者が「ロケットスタート時間術」と名付ける時間術が紹介されます。「ロケットスタート時間術」とは、仕事がきたら最初に全力で仕事に集中し、締め切りまでの20％の時間で80％完成を目指すというもので、達成できれば締め切りまで余裕（スラック）を持って完成度を高められるし、80%完成できなかった場合は締め切りの延長を時間的余裕のある段階で上司や取引先と相談できます。

著者はプログラマーですが、プログラマーに限定して活用できる方法ではなく、様々な職種、仕事内容でも応用できるよう具体的な活用方法も紹介されています。そして、最後には著者から読者に向けて「ロケットスタート時間術」を活用して充実した日々を送ることを願って熱いメッセージで締めくくられます。

夢之助’sレビュー

この本は優先順位の付け方について話し合う中で紹介してもらいました。メインのテーマは「ロケットスタート時間術」ですが、優先順位についてもTo Doリストの活用法やメインの仕事とそれ以外といった考え方にも言及されており、元々To Doリストを作っていたのですが勉強になりました。

前半部分では、著者が「ロケットスタート時間術」に目覚めたきっかけとして、小学校の夏休みの宿題に関するエピソードが語られています。著者はある年の夏休みに宿題に手を付けずにいて、夏休み終了間際に親戚のおじさんから海に遊びに行くお誘いがあった際に宿題が終わっていなかったために行けなかったことがとても悔しく、次の年からは夏休みが始まってすぐに絵日記以外の宿題は終わらせて存分に遊びに時間を使ったとのことです。このエピソードについては、割とあるあるで私自身も共感しながら読んでいたのですが、ここから徹底して前倒しで課題や仕事を終わらせることを習慣にした著者はすごいなと思いました。また、ここまで読んで私も夏休みの宿題であれば、さっさと終わらせて遊びを楽しんでいたように思うのですが、なぜ仕事ではそれができなかったのだろうと疑問に思いました。

その答えも本書の中にあり、仕事となると完成度を高めてから上司に提出、報告しなくてはいけないという気持ちが強く時間をかけすぎているとのことです。もちろん完成度は、高い方がよいのですが100点の仕事はないことも知っておく必要があり、アプリの開発においてもリリース後にアップデートが繰り返されることで完成度を上げていくという例が紹介されていました。まずは仕事の大枠を完成させて、足りない部分を後から補うという考え方をすることで必要以上に時間をかけてしまうことは避けれそうですね。

「ロケットスタート時間術」に関しては、締め切りの20％の時間で仕事に全力で取り組むことの例えとしてドラゴンボールの界王拳が使われており印象的でわかりやすかったです。界王拳のシステムとして、倍率があるので仕事への力の入れ具合の緩急がリンクしておりイメージが定着しました。実際に仕事をしている最中にも20倍だな、2倍だなといった感じで自分の状況を把握できる点も面白いですね。

私自身は本書で紹介されている全てのメソッドを実践するのは難しいかもしれませんが、一部でも取り入れてみることで、締め切りに追われずに仕事を進め、完璧主義から脱却できそうだなと感じた1冊でした。

まとめ

今回は「なぜ、あなたの仕事は終わらないのかースピードは最強の武器である」について、レビューしてみました。ここまで読んでいただきありがとうございました。要約やレビューは大まかな内容ですので、興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。本との出会いは、一期一会だと思いますのでこの本との出会いが皆様にとって良いものになることを願っています。